ライブラリ概要 (EC25519)

オブジェクト:　ec25519
必要なライブラリ:
std　※<body> より後に配置します
intf

楕円曲線 Diffie-Hellman 鍵共有 (X25519)
この動作で使用する API は次の通りです。
ec25519.get_key_pair()
ec25519.get_shared_secret(
　Private_, Public2_)

最初に ec25519.get_key_pair で鍵ペアを生成し、
戻り値として取得します。これは Uint8Array を 2 個
含む配列です。[0] は公開鍵、[1] は秘密鍵です。

次に ec25519.get_shared_secret の Private_
に秘密鍵、Public2_ に通信の相手方から受け取った
公開鍵を代入し、戻り値として Uint8Array を得ます。
公開鍵が不正な場合は null を返します。Uint8Array
の戻り値は鍵導出関数に通し、共通鍵として使用します。

通信毎に両者が鍵ペアを生成して共通鍵を変更すること、
不要となった秘密鍵と共通鍵を直ちに破棄することの両
方を行う場合に、前方秘匿性 (Forward Secrecy) を備え
ることができます。通信の相手方を認証する機能は含ま
れないため、他の手段と併用する必要があります

Edwards 曲線デジタル署名アルゴリズム (Ed25519)
この動作で使用する API は次の通りです。
ec25519.get_eddsa_key_pair()
ec25519.generate_eddsa_signature(
　Private_, Message_)
ec25519.verify_eddsa_signature(
　Public_, Message_, Signature_)
Message_:　Uint8Array

ec25519.get_eddsa_key_pair により鍵ペアを生成
します。戻り値は 2 個の Uint8Array を含む配列で、
[0] は公開鍵、[1] は秘密鍵です。

ec25519.generate_eddsa_signature は
Message_ の署名を生成します。Private_ には秘密鍵
を代入します。戻り値は Uint8Array 形式の署名です。

ec25519.verify_eddsa_signature は
Message_ の署名 Signature_ を検証します。
Public_ に対応する公開鍵を代入します。署名が有効な
場合に true、無効な場合は false を返します